書架沈没船36525

100年あれば物語が36525ぐらい意識下に溜まるような気がする。その書架の引き出し。

PERSONA -trinity soul- 第1話 特A潜在 【感想】

静かさの中に謎が満ちている雰囲気が好きです。

 

--------------------以下1話内容感想-------------------

 

※視聴2週目です。

※1話以降のネタバレを含む場合があります。

 

 

以前、ある程度は見た事があるのですが、途中でタイミングが合わなくて視聴が途切れてしまっていました。

なんとなく謎が見たい気分になったのでU-NEXTで探しての視聴です。

 

 

それにしても冒頭2分の謎の提示が面白い。
海に沈む少女は何者? 潜水艇との関連は? 人気のない潜水艇とは? 鳥影もない雪の降る海に羽? 「そこにいるのか」は誰をさがしているのか?
誰もいない潜水艇、食べかけのサンドイッチ。マリー・セレスト号事件を思い出せといわんばかりですね。(誰もいなくなった船で「まだコーヒーカップが温かかった」というエピソードにドキドキしたものです。あれは新聞が面白く書いただけだと知ってがっかりしたものの、謎には惹きつけられます)
謎を出すだけ出してOPに入ってしまう潔さも好きです。

 

10年会っていない兄弟の関係性、長兄が追っている事件の概要、これが静かにかつ説明的で無い程度に自然に示されていて好感が持てます。

リバース、A潜在、「服を脱ぎ捨てた様に」。
冒頭2分と合わせて、そういう世界観をなんとなく示されました。

 

家の表札の雪を落とすところで、さりげなく四人目の名前が見えていました。
この双子がなんとなく影をおとしている雰囲気だけが見えるの、うまい作りだなと思います。
家の裏手の森のシーンは、双子の妹の方が(夏の一場面として)思い出されているのか、それとも冬の雪の背景で羽のペンダントと一緒に(幽霊の様に?)そこにいるのか……?

 

初めはわからなかたけれど、主人公が飛行機の中で”夢に見たやつ”は兄のペルソナ?

家に入ってから諒を見つめていたのと、小さい子の服を整えていた時の洵は妹の方?

 

シュールな異形頭のEDは良く覚えています。
懐かしく思いながらまた忘れないうちに2話を見ようと思います。

 

・冒頭の赤い髪の少女が海に落ちる様

・指を差すのと潜水艇の浮上タイミングが合うのは、関連があるよ、という事?

・海の白い羽は何を意味してる?

・洵の「無理しなくてよかったのに」とは?