書架沈没船36525

100年あれば物語が36525ぐらい意識下に溜まるような気がする。その書架の引き出し。

地球に落ちて来た男 (2022) 第1話 ハロー・スペースボーイ【感想】

<THE MAN WHO FELL TO EARTH 1. HALLO SPACEBOY>
※2022年 アメリ
※1976年イギリス映画もあるようなので、(2022)をつけました。

 

人外の倫理を持つ人外の物語を読みたいと思い、U-NEXTにオススメされた「地球に落ちて来た男」を見ました。あらすじでだいたい主人公は故郷の荒廃を救うために地球に訪れた知的生命体だという事は分かっています。

1話だけ見た感じでは、まだ地球外生命体の倫理観がどうなっているのか未知ではあります。ラストの引きが母星とのコンタクトのシーンなので、どういうメッセージを受信したのか、次話以降も見ようと思います。

 

 

---------以下 1話内容感想-------------

冒頭で観客には一人の成功者の半生の語り、視聴者には地球外生命がどのようにやってきたのか示される。物語内への観客へは言葉で、視聴者には映像で、世界観と人物の説明として(説明になりすぎず)自然で聞きやすい。

 

地球外生命体は外見をどうするか、というのは地球にやってくる知的生命を描くものでは注目する所だが、今回は”体を作り替え”るような感じでいるようだ。窓に映った人間の外観に奇異を感じている部分もあるので、ある程度は似ているのかもしれない。だが、違う外見の生命体のようだ(まあ必然的にそう想像されるだろうが)。

言語学習はオウム返しから始まり、言葉を浴びて即興で学習している。英語学習を何年もしては忘れる私からしたら羨ましい限りだ。
いや冗談はとにかく、学習と、核融合科学者を求める様子からかなり知的には人間以上の水準にあるらしい。その〝人間以上〟が地球への着陸に墜落するのはどうかと思うのだが、まあもしかしたらその〝地球外生命体〟にとっても恒星間旅行は難しいのかもしれない。

大きな声とかコップを投げ捨てるとか相手の感情に配慮しないとか、そのへんの倫理観はその〝人間以上の地球外生命体〟の社会ではどうなっていたのか気になる所ではあります。

というか、アンシア人と呼ぶべきなのか? それともそれは、この世界観では地球人中心主義になってしまうだろうか?

 

アンシアは水がないのだろう、ぐらいしかアンシアの事はまだ分かっていません。
瞬膜があるのは、かなり乾燥している描写なのかも? 瞳孔が細いのでかなり暗闇でも視界があるのかもしれません。
あとはもしかしたらアンシアでは思考直結型生命だからコミュニケーションの必要がないとかそういう可能性があるでしょうか?

そんなことを、地球人の倫理と論理から離れている生命が奮闘するの見るのが楽しい人類は想像しています。

 

地球外生命体の地球外生命らしくて(私が)楽しい所

・言語はだんだんと学習

・地球の礼儀もだんだんと学習

・水大好き

・氷水など顔を突っ込んでも笑顔になる

 

馬が捕食者の世界ってどんなだろう、と想像するのも楽しいです。

今のところ、超能力があるとかはなく、環境以外に地球人と異なる所はあまりなさそうな生命体なのだな、という感じです。(ある程度未来がわかりそうな言動はありますが)

 

・古物商でなぜあんなに指輪を吐き出したのか?

(金属を生成できるのか? もともと持っていたのか? 複製したのか? それに価値があるとどこで知ったのか?)